オーナー経営者という仕事~「スリーサークルモデル」から「成長のベクトル」そして「ファミリーガバナンス」まで~
「社長」「経営者」「起業家」——その呼び名の奥にある、本当の仕事を説明できる人はどれほどいるでしょうか。本書は、これまで曖昧に語られてきた「オーナー経営者」という職業の全体像を、初めて体系的に明らかにする一冊です。
日本企業の99.7%を占める中堅・中小企業。その中核を担うオーナー経営者は、単なる経営実務者ではありません。経営・資本・ファミリーという三層構造を統合し、企業価値を長期的に高め続ける存在です。しかし現実には、多くの経営者が「自分の仕事とは何か」「どこに向かっているのか」などについて、明確に言語化できていないまま、日々の業務に追われています。本書はその状況に対し、創業から承継までを一つの「営み」として捉え、次の問いに答えていきます。オーナー経営者とは何をする存在なのか?企業価値を高め続ける経営とは何か?「築く」から「継ぐ」へ、何を準備すべきか?承継を成功させるためのファミリーガバナンスとは何か?そして最終的に導かれる結論は、ただ一つ。オーナー経営のゴールは、「蓄積された資産を築き次世代への“確かな承継”」を実現すること。変化が指数関数的に加速する時代において、部分最適ではなく「全体最適」を実現するための思考と実務を、豊富な思考の枠組み(フレーム)と実践知で解説します。